2011年化粧品市場の売上見込みは2兆846億円(富士経済調べ)

2011年8月21日23:34

2011年の化粧品市場の売上見込みは2兆846億円となっている。(富士経済調べ)
もちろん、これはインターネット通販のみではなく、すべての販売チャネルでの話し。
こういった統計を見るときに、数字だけ言われてもあまりピンと来ない。比較してみないと、どういった状況なのかが掴みにくい。
昨年2010年の売上は2兆1,803億円となっており、前年比でいうと、95.6%と前年割れをしている。
ちなみにその前の2009年は2兆1,799億円となっている。

この前年割れの背景には、やはり東日本大震災の影響が大きいようだ。

一口に化粧品と言っても、幅広い商品が含まれており、馬油シャンプーのような育毛シャンプーや、育毛ミストも含まれている。

人気の高い白髪染め サスティまた、団塊ジュニアが40代に突入してきたこともあり、白髪染めや薄毛対策商品の需要が大きく伸びている。
特に白髪染めの中でも利尻昆布から作られた利尻ヘアカラートリートメント サスティが非常に人気が高く、インターネットを中心に売上を伸ばしている。
コモディティとして町で売られているような商品の数倍の価格ではあるものの、良質なものに対する期待と、価格を天秤にかけたときに、決して高いとは思わない、中価格帯の商品の人気が高いようだ。

オンリーミネラルファンデーション また、注目のコンセプト市場としてミネラルファンデーションが取り上げられている。このミネラルファンデーションの市場は2010年135億円だったものが、2011年155億円と前年売上比で114.8%増になる見込みだ。

ミネラルファンデーションは、オンリーミネラルや、ベアミネラルなどがインターネットでは人気が高く、大手化粧品メーカからも、メイベリンニューヨークや、レブロンなどが投入され、市場を拡大している。

今後もミネラルファンデーションの人気が高くなればなるほど、大手化粧品メーカーが参入し、市場が大きくなり、価格も下がってくるのではないかと思われるが、ミネラルファンデーションはこのまま市場を拡大できるのか、注目の商品といえる。

参考:富士経済 2011年国内化粧品市場の予測とトレンドを調査


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