知っておきたい美容成分 ~保湿編~
2012年6月3日01:13
化粧水や美容液に記載されている保湿成分。それらの正しい成分名と働きをどれだけご存知でしょうか。なんとなく、ヒアルロン酸は保水成分だから保湿に効く!というイメージで使っていませんか。今日はそんな保湿成分をご紹介したいと思います。
小難しい成分紹介の前に、保湿のメカニズムを簡単におさらいしておきましょう。 まず、保湿の反対の「乾燥肌」について。これはお肌(角質)に含まれる水分量が20%よりも下回った状態を乾燥肌と呼んでいます。
お肌の角質に水分を蓄える状態が潤い肌と呼ばれる状態。この角質に水分を蓄えるためには、外から水分を与えるのではなく、保湿成分をしっかり蓄えさせるのが潤い美肌への近道と言われています。
知名度№1の保湿成分 ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は1gで約6ℓもの水分を保持する力があると言われています。ヒアルロン酸の紹介には常に言われているこのキャッチフレーズですが、どこの誰が言い出して、エビデンス(根拠資料)はあるのかざっと調べてみたのですが、見つけることはできませんでした。しかしながら、保湿成分として優れた力を持っているのは確かなようです。
その優れた保湿力を生かし、幅広い分野で利用されています。美容に限って言うと、ヒアルロン酸注射という美容利用や、化粧水や美容液、洗顔料などにも含まれています。
最近注目の保湿成分 セラミド
セラミドとは、表皮の角質層を形成する角質細胞間脂質の40%~50%近くを占めているもので、水分の蒸発を防ぐ効果がありあると言われています。セラミドを失うと角質層の水分量が約80%も低下すると言われている重要な保湿成分です。
セラミドは本来水と相性の悪い脂質でできているのですが、結合すると湿度が0%になっても蒸発することなく水分を保持する力を持っていると言われています。
ドリンクや食品などにも利用 コラーゲン
コラーゲンの主な役割はお肌のスプリング役として、肌の弾力を保つ効果があるといわれていますが、化粧品として使われる際は角層の保湿成分としての役割も持っています。
コラーゲンは飲んでも食べてもそのままコラーゲンになることはないと言われており、コラーゲンを増やすにはコラーゲンを増やす成分を取り入れることが重要です。
お肌のまとめ役 エラスチン
上述したコラーゲンをつなぐ役割を担っているのがエラスチン。真皮層でお肌の弾力を保つためにがんばっているのですが、保湿力に優れているため化粧品に配合されることも。
乾燥の季節といえば寒い冬を思い浮かべますが、夏は夏でエアコンによる肌の乾燥が気になる季節でもあります。お肌が乾燥するとシワになりやすくなってしまったり、かゆみが出てきたりといいことなし。うるおいを保った美しい肌でいるためには正しい知識を身につけておくのが良いですね。
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