EGFは1g8000万円したっていうけど

2011年11月3日17:11

EGF

アンチエイジング系の化粧品に配合されているEGF。
EGFが配合されているときに必ずといっていいほど出てくるのが1g8000万円という価格とノーベル賞を受賞したという、受賞履歴。そもそもEGFってなんなんでしょう。

EGFは、Epidermal Growth Factorの略称で、細胞を再生させる因子のこと。正式名称をヒトオリゴペプチド-1というそうだ。アメリカの生物学者スタンレー・コーエン博士によって1962年に発見された成分で、その後、1986年にノーベル生理学・医学賞を受賞。

細胞を再生する力をもつということで、アンチエイジングの救世主として人気の高いEGF。これはいったい何から作られているのかが気になるところ。スタンレー・コーエン博士は雄のマウスの唾液腺からEGFを抽出に成功。

そして現在は、ちょっと聞くとビックリするものからもEGFは作られているそうだ。

EGFの配合された美容液はたくさんありますが、そのほとんどが海外から輸入した非病原性の大腸菌(表示名称:ヒトオリゴペプチド-1)を使用しています。
大腸菌の場合、菌を潰してEGFを取り出さなければならないため、菌由来の内毒素が全く混入しないとは言いきれません。
少しでもお肌に対して悪い影響のある成分は使用したくないという思いから、菌を潰すことなく安全にEGFを取り出すことができる酵母を使用しています。
もちろん、 当社のEGFも海外製品ですが、日本国内の研究機関によりEGFの品質が確認されたもののみを使用しています。

※株式会社シールドラボより転載

転載元のシールドラボ社は酵母から作っているが、その他多くの美容液は大腸菌から作られているEGFが多いそうだ。
EGFの原料は、プラセンタと比べるとなかなか表記されることが少ない。その背景にはこういう事情があるのかも知れませんね。

しかし、美容商品の原料や作り方をたどると結構グロテスクなものに行き着くことが多いなぁ、と感じました。 プラセンタは胎盤、エスカルゴマスクはカタツムリだし、EGFは大腸菌からもつくられる。(EGFは人の尿からも取れるらしいです)


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